ネットワークのQ&A
ちょっと疑問?
|無線LAN|IP-PHONE|L3 Switch|IPv6|Cat6ケーブル|
Q 弊社で、無線LANシステムを導入しようとしているんだけど,アクセスポイントを設置すれば通信可能なの?
A はい。アクセスポイントを設置すれば無線LANシステムは完成です。ですが、そのように間単に構築できたと思っていると、痛い目を見る事があります。
Q ちょっと調べてみたら無線LANはアクセスポイントを設置しすぎると全然通信速度がでないって書いてあったんだけど本当?
A それは設置したアクセスポイントが発する電波がぶつかっている(電波干渉を引き起こしている)のかもしれません。アクセスポイントを設置する際はしっかりと電波調査(サイトサーベイ)を行いしっかりとした設計及び設定しないと本来の良さが出せない事があるのですよ。
Q 無線LANは情報漏えいに繋がる怖いシステムって聞いたんだけど、それって本当?
A 確かに無線LANは怖いシステムでした。電波の届く範囲でしたら、誰でもLANの中に入れてしまうからです。ですが現在はセキュリティの技術が発達した為、多くの企業で使われています。
Q セキュリティ?それっていったいどのようなセキュリティなの?
A はい。無線LANのセキュリティは主なものが認証,暗号化通信といったセキュリティが主に行われていますね。社内に認証サーバ(Radiusサーバ等)を設置し、登録してあるクライアントだけがアクセスできるように管理が可能です。更に無線LAN内でのデータを暗号化し、もし,怪しい人物が社内に入ってきて、通信データを覗かれてもどのような通信を行っているかはわからないようにできるんです。
Q 無線LANってデータネットワーク以外に使い道はないの?
A ございます。近年では携帯電話やPHSが無線LANに対応している製品がありますので、そちらを無線LANに接続しPBXを通す事によって、携帯電話同士での内線通話が可能になります。
Q IP-PHONEのメリットって何いったい何があるの?
A 一般に言われているIP-PHONEには、外線のIP化と内線のIP化があり、外線のIP化は通信費用のランニングコスト削減になる可能性があり、内線のIP化は業務の効率化が上がる期待が持てます。お客様の現状を把握し、十分な検討のすえ導入をお勧めいたします。
Q そうなんだ。じゃあそれによってコストはどのくらい下がるの?
A コスト削減は、一概には言えませんが通信先の距離が遠く、頻繁に通信をするところですとランニングコスト削減のメリットは出ますが、近距離ですと、旧来の各種サービスを付けているお客様ですと、回線費用の方が高くなる場合がございます。同ネットワーク内での通話ですと通話料が無料になりますので、上手く使い分けをする事で、費用の削減をする事も可能です。イニシャルコストは、従来のレガシーPBXに比べると高くなりますので、必ずしもコストダウンになるとは言えません。しかしながら、IP化により、音声とデータの統合が出来、業務の効率を上げることで会社全体のコストダウンに繋がる事が期待できます。
Q でも、いくらコストダウンにつながったってちゃんと電話ができなかったら意味がないよね?通話品質はどうなの?
A 以前は、通信状態があまりいいとは言えませんでした。音声遅延がおこったり、音声が途切れる事もありましたが、現在では、IP電話か固定電話か区別が付かない位の品質を持てる機器も登場しております。また、無線LANに音声を乗せる技術もだいぶ進み、通常の電話並みの音声が確保されるようになっております。
Q なんか最近L3 Switchって聞くんだけど、従来のSwitchといったい何が違うの?
A L3 SwitchはTCP/IPのレイヤ3プロトコルまでをサポートしたSwitchの事をいいます。簡単に言いますと、従来ルーターで行っていた事をL3 Switchで行うことができるということです。
Q じゃあ、ルーターっていらないの?
A いえ、そうではございません。あくまでL3 SwitchはルーターではなくSwitchなのです。ルーターはネットワークに繋げるための機器であり、Switchはローカル側の機器です。確かに,L3 Switchでネットワークに繋げることは可能ですが,ルーターに比べコストも高くお勧めできません。L3 Switchはあくまでローカル側でのルーティングを行うことにお勧めいたします。
Q でも待って、別にローカルのルーティングなんて既存のルーターでも行っているけど、別に既存ルーターで行えることなんだからいらないね。
A 確かにルーターでも、行うことは可能です。ですが、ルーターにはセグメントを超える為のルーティングによる負荷がすべてかかってきます。さらにルーターはネットワークに抜ける為の負荷もかかっていますよ。そうなると、高速での通信ができなくなります。
Q L3 Switchって高いんでしょ?だったら、じゃあルーターをもう1つ設置すればいいんだ。1つはネットワークに抜けるため、もう1つはローカルでのルーティングを行う為。これでいいのではないのでしょうか?
A その通りです。確かにそれでも可能です。ですが、ルーターとL3 Switchの違いの中で大きいのがルーターは処理をソフトウェアベースで行いますが、L3 Switchはハードウェアベースで行うことです。ハードウェアでの処理になるので高速処理が可能ということです。さらに、現在はVLANなどの機能によりオフィスの中でもセグメントを分けているケースが多く、セグメントを越えて通信する為にルーティング機器への負荷は大きくなってきています。その処理をルーターで行ってしまうと、低速な通信になってしまうのです。それを高速に行う機器、それがL3 Switchです。
Q IPv6って聞くけどそれってなに?
A まず、IPv6が必要になった背景から知っておく必要があります。現在のネットワーク通信で使われているIPアドレスはIPv4という規格になります。しかしIPv4は現在大きな問題を抱えております。それはIPv4は32ビットで構成されていて、アドレスの数が最大4,294,967,296個もてるのですが、現在IPアドレスの数が足りなくなってしまったのです。そこで、誕生したのがIPv6です。
Q そんなにあるのに足りないの?じゃあIPv6はいったい何個のアドレスを持つ事ができるの?
A そうですね。IPv4が誕生した時は1人が1台のPCを持つという想定をしていなかったのかもしれませんね。ですが近年では、1人が1台どころか、2台,3台と持っている人もいる時代です。さらに、PCだけではなく様々の物にIPアドレスが割り当てられている為、IPアドレスが従来のIPv4ですと足りなくなってきています。IPv6は128ビットで構成されていて最大個数はIPv4の最大個数の4乗です。ほぼ無限といっても宜しいでしょう。砂浜の砂にIPアドレスがふれるイメージです。
Q じゃあ、IPアドレスがなくなる危険性はなくなったってことだ。でも、現在ってIPv4をつかっているんだから、IPv6に変わってしまったら、機器を全部いれかえなきゃいけないの?
A いずれはそうなるのかもしれませんが、現在のIPv6の機器もIPv4に対応しているものがほとんどですよ。また、例えばIPv4しかサポートしないクライアントとIPv6を使用できるクライアントがいたとしても大丈夫です。通信する際にIPv6クライアントはIPv4射影アドレスというものを使用します。128ビットの最後の32ビットにIPv4のアドレスをつけて、IPv4をIPv6に見せかけて通信を可能にするようになっております。
Q なるほど、ちゃんと対策はできているっていうことか。
A はい。その通りですね。IPv6に統合される日も近いのかもしれません。
Q Cat6ケーブルで配線を行いたいのですが、やっぱり通信速度が速くなるのかな?
A Cat6ケーブルは1000BASE-TX、10GBASE-Tに対応したUTPケーブルです。企画的には10Gbpsまでの通信速度を確保できるケーブルとされていますが、実際には中々難しいところがございます。
Q 難しいって何が難しいの、何か設定が必要なの?
A いえ、特に設定等はないのですが、いろいろな制限が多いということです。例えばオフィスの配線を全てCat6ケーブルで行おうとした際にCat6ケーブルの特性を出す事は非常に難しいのです。ケーブルがよれてしまっていたり、ケーブルを何かで踏んでいたり、少しの障害で特性が出せないという事が多いのです。ですから、Switchもギガビット対応の物ですと1000BASE-TXの規格を使っているものは少なく主流は1000BASE-Tの規格が多いのです。1000BASE-Tですと、Cat5eケーブルでの対応が可能だからです。
Q じゃあ、Cat6ケーブルってあんまり必要がないって事なのかな?
A いえ、そういうわけではなく適材適所で使っていくというのが、宜しいのかと思います。100人のオフィスで各デスクにPCが置いてあり、社内のサーバーへスター配線で配線を行いギガビットイーサネットによるに高速アクセスする社内LAN環境を作りたいとしましょう。機器はL3 Switch(24portが1000BASE-TX)×1台、L2 Switch 24port(22portが1000BASE-T、2portが1000BASE-TX)×5台という環境でしたら、L2 SwitchからデスクまでのケーブルをCat5eケーブルで配線をします。L2SwitchからL3Switchまでの配線をCat6ケーブルで配線するというのが理想的です。デスクまでのケーブルをCat6ケーブルで配線する事ももちろん可能ですが、実際にはCat5eケーブルで配線を行っているのと変わらないという状況が起こってしまうのです。でも、実際にサーバーにアクセスするときに多くの帯域を使うところはL2 SwitchからL3 Switchなのが解ると思います。なので、そこをCat6ケーブルで配線する事によって高速アクセスを可能にするのです。L3Switchからサーバーへもサーバーのネットワークインターフェースカードが1000BASE-TX対応のものでしたら、Cat6ケーブルで配線した方が宜しいですね。
Q なるほど、Cat6ケーブルにしたから、通信が早くなるわけではなく、機器の選定をしっかりして、オフィスの用途に合わせて使うというのが宜しいのですね。
A はい。そのとおりです。

















